2020年、イギリスはEU離脱(ブレグジット)をしました。ブレグジットのイギリスが掲げた戦略が『 グローバルブリテン 構想』です。
今回は、これがどういった戦略なのか見ていきましょう!
目次
グローバルブリテン 構想とは?
かつて、シーパワー大国として世界の覇権を握っていた大英帝国時代の栄光を取り戻ことを目的とした戦略です。
今後、世界経済の中心になることが期待されるインド・太平洋エリアへの関与を強めています。
具体的には…..
①Quad(日米豪印戦略対話)への参加表明の決意
→2021年。空母・打撃群をインド・太平洋エリアに派遣。
②TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加決定
→2023年。ヨーロッパの国では初参加になりました。
このように、軍事面・経済面のどちらにも関与を強めている事が分かります。
『日英同盟』の復活??
2017年、第2の日英同盟に繋がると期待される『日英安全保障共同宣言』が結ばれました。
イギリスのグローバルブリテン構想の実現には、日本との連携が鍵となります。
また、2022年にはイタリア・イギリス・日本の3カ国で次期戦闘機の共同開発に同意し、2023には自衛隊とイギリス軍の共同訓練を行いやすくる協定にも署名しました。
こうした行動から、1902年に締結された日英同盟の約100年振りの復活が期待されます。
シーパワー同士のマッチングに世界中も注目です。
まとめ
- グローバルブリテン構想とは、シーパワー大国として世界の覇権を握っていた大英帝国時代の栄光を取り戻ことを目的とした戦略
- 世界経済の中心になることが期待されるインド・太平洋エリアへの関与を強めている
- 日英同盟復活も期待される展開になっている
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