地政学 は地理的な条件に注目して各国の国家戦略や国同士の関係を考察するものです。
そうすると最も深く関わってくるのが『国のカタチ』です。
今回は、国のカタチと地政学戦略の関係について見ていきましょう!
目次
①島国(日本・イギリス・インドネシア・フィリピンなど)
島国の特徴は、『海という天然の要塞』に囲まれていることです。
メリットとして、他国が侵略しようとした場合でも非常に攻めづらく、守る島国側が有利になりやすいことです。
また、防衛費を低く抑えることができます。
デメリットとしては、自国から周辺国に攻め入る際は海を移動するため、大規模な軍隊を派遣しなければいけません。
②内陸国(モンゴル・スイス・パラグアイ・チャドなど)
周辺国がすべて陸の国の国境で囲まれた国のこと。
侵攻しやすく・されやすいため「侵攻されないために先に侵攻する!」と考え、国土を拡大していく傾向があります。
③半島(朝鮮半島・アラビア半島など)
3方位が水に接している陸地のこと。
特徴は、どうしても周辺の強国の影響を受けやすくバッファゾーン(緩衝地帯)になりやすい傾向があります。
例えば、他国が陸続きの国境から攻めてきた場合、残りの3方向を海に囲まれているため逃げ場がないです。
地政学戦略ではとても不利です。
ちなみに朝鮮半島は中国の影響を受けています。
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まとめ
- 島国は、他国が侵略しようとした場合でも非常に攻めづらく守る島国側が有利になりやすいが、攻めるのは難しい
- 内陸国は、侵攻しやすく・されやすいため「侵攻されないために先に侵攻する!」と考え、国土を拡大していく傾向がある
- 半島は、どうしても周辺の強国の影響を受けやすい傾向がある
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