2022年から始まったロシアによるウクライナ侵攻。侵攻理由の一つに『 ルースキーミール 』というロシアの独自の思想があります。
今回は『ルースキーミール』について見ていきましょう。
目次
ルースキーミール とは?
『ロシアの世界』を意味するロシアの独自の思想です。
ロシア語を話し、キリスト教の一派であるロシア正教会の影響を受ける地域を独自の文化圏とみなす概念。
ウクライナ侵攻の背景に存在していた ルースキーミール の概念
ルースキーミールが指す独自の文化圏には、ウクライナやベラルーシが含まれます。
ロシアを含めた3カ国は9世紀に現在のウクライナの首都キーウを中心として建国された「キエフ・ルーフ公園」にルーツがあります。
こうした歴史的経緯から、プーチン大統領やロシア正教会はウクライナを「ロシア発祥の地」「兄弟国」の存在と位置付けていました。
そして、このルースキーミールの思想を背景にウクライナ侵攻を開始したと考えられます。
ルースキーミール への反論
ウクライナ側はルースキーミールの歴史観への反論をしています。
「ロシアの起源はモスクワ大公園で、同国が拡大して現在のロシアが形成された」と主張。
つまりウクライナとは別という解釈をしました。
また、国際社会も武力による侵攻を認めていません。
歴史的な思想があり受け継いで行くことはとても大事なことですが、それを理由に戦争を起こすことは絶対にあってはいけないです。
日本テレビのニュース報道でも取り上げられていました!
まとめ
ルースキーミールとは、『ロシアの世界』を意味するロシアの独自の思想
ルースキーミールの思想を背景にウクライナ侵攻を開始したと考えられる
ウクライナ側は、ルースキーミールの思想に対して「ウクライナは別」と反論
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