『 ワクチン 』が持つ地政学的価値とは?

ワクチン

2020年のコロナウイルス流行に伴い、世界経済と社会は一時麻痺しました。この世界的危機を救ったのが「 ワクチン 」です。

今回はワクチンが持つ地政学的価値についてみていきましょう!

目次

ワクチン と地政学

ワクチン

コロナ問題がきっかけで、医薬品の超企業であるファイザー・モデルナ・アストラゼネカが持つ技術力と開発能力が地政学的価値を生み出すことが証明されました。

ワクチンを供給するかしないかで国家の地位を高める大きな外交戦略のひとつになるからです。

今後は、最先端の技術開発ができる超企業が国家以上の力を持つかもしれないです。

日本と ワクチン

ワクチン

日本はワクチン開発に遅れをとりました。

そのために他国からワクチン供給を依頼しなければならなかったため、首相がファイザーの会長をもてなしました。

これは、国家が超企業に跪いたことを意味します。

日本がワクチン開発に遅れをとった主な原因が2つあります。

①ワクチンの価値を見極められなかった

日本にとってのワクチンの捉え方は「ウイルスを消滅させるもの」程度の考えが強く、世界的戦略を担う重要なアイテムと気付くのが遅れたのが原因のひとつです。

②ワクチン開発のネガティブなイメージ

日本では過去に、ワクチンの副作用が発生したことで、国と製薬会社に対する損害賠償責訴訟が起こされました。

この前例から、ワクチンを開発したものの、問題が生じた場合に責任問題に発展したらと開発に慎重になってしまいました。

これがワクチン開発のスピード感を遅くした原因のひとつです。

まとめ

  • ワクチンを供給するかしないかで国家の地位を高める大きな外交戦略のひとつになるため、ワクチンが持つ地政学的価値は高い
  • 日本がワクチン開発に遅れをとった主な原因は2つ①ワクチンの価値を見極められなかった②ワクチン開発のネガティブなイメージ
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