20世紀末から急成長した インドの IT産業 。
成長のカギとなったのは、なんとアメリカとの”時差”でした!
今回は、今後の経済大国になると予想されるインドのIT産業について地理的視点から見ていきましょう!
(2027年にはGDPは世界3位になると言われています)
目次
アメリカとの12時間の時差が IT産業 の成長を促進させた!
インドとアメリカの時差は約12時間あります。
これを利用し、交代制で24時間ノンストップフルタイム業務を可能にしインドのIT産業の成長を促進させました。
アメリカで昼間の勤務時間に作業し、夜になったらその時昼間のインドに作業を引き継ぐ。
このようなインドとアメリカの連携プレーによってIT産業はここまで大きくなりました。
まさに、時差を利用した連携です。
物理的な距離が関係ないIT分野でしか出来ない連携でもありますね!
他にもある IT産業 が栄えた3つの理由
①数字に強い国民性
古代インドでは「0」の概念を発見し、現代ではインドの工科大学からGoogle CEOが輩出されることなどから、インド人は数字に強いと言われています。
②多言語国家
インドは、イギリスの植民地時代が長いため、準公用語として英語が使われています。
国民で話せる人が多くアメリカとの連携をスムーズに行えた要因のひとつになりました。
③身分制に縛られない産業
インドには、古来のカースト制度がいまだに残り生まれながらに身分が決まっているため、努力で成功を掴むのは難しい一面があります。
しかし!IT産業は身分制に縛られない産業なので誰でも自分の努力次第で成功を掴むチャンスが出来ました。
古来の身分制度へのフラストレーションが逆に意欲に変わったと言えますね!
まとめ
- アメリカとの12時間の時差を利用し交代制で24時間ノンストップフルタイム業務を可能にしインドのIT産業の成長を促進
- IT産業が栄えた理由として、①数字に強い国民性②多言語国家③身分制に縛られない産業が挙げられる
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