フィンランド は近年、IT産業を経済の柱のひとつにするほど発展しています。
国土の7割以上が森林で、古くから紙・パルプ産業が豊かな国でした。
そんなフィンランドがIT産業で発展できた理由として、北欧の独自の地理条件が関わっていまっした。
今回は、フィンランドについてみていきましょう!
目次
『オーロラ』が発展のルーツとなった フィンランド のIT産業
フィンランドが位置する北欧ではオーロラが発生し、北緯65~70度のオーロラベルトで観測できます。
フィンランドの都市「オウル」はこのオーロラベルトの近くにあります。
オウル郊外に位置するオウル大学は、オーロラの電離層の研究で先行してきた大学で、無線工学に強いことで知られています。
企業との産学連携も推進しており、世界的な携帯端末メーカーのノキアなどが研究拠点を置くようになりました。
その環境のもとで開発に力を入れた結果、ノキアが携帯電話市場で存在感を高め、オウルも大きく発展しました。
「オーロラ」という独自の地理条件の研究からIT産業の発展に繋げたフィンランドはすごいですね!
復興して『北欧のシリコンバレー』になった フィンランド のオウル
オウルの街は、ノキアが世界最大の携帯電話メーカーとして発展したことで活気がありました。
しかし、iPhoneの登場などで2011年ぐらいからノキアの勢いが一気落ちてしまいます。
この状況を打破するためにオウルは街全体で復興活動を始めました。
活動内容は、スタートアップ企業の支援・企業誘致・国際化など多岐にわたります。
活動の結果、台湾のメディアテックや日本のソニーが進出。エンジニアの人材も確保できました。
見事、復興をとげたオウルは「北欧のシリコンバレー」と言われるようになりました。
まとめ
- フィンランドは、「オーロラ」という独自の地理条件の研究からIT産業の発展に繋げた
- オウルは、iPhoneの登場などで2011年ぐらいから一度勢いが落ちる
- オウルは街全体で復興活動(スタートアップ企業の支援・企業誘致・国際化など)した結果、「北欧のシリコンバレー」と呼ばれるほど復興した
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