自由の国「 アメリカ 」。GDP1位など現在、世界を牽引しています。
そんなアメリカですが、「世界の食糧庫」と呼ばれるほど農業が発展している国でもあります。
今回は、地理的条件からアメリカを見ていき、「世界の食糧庫」と呼ばれる理由に迫っていきましょう!
地理的条件が最強で『世界の食糧庫』と称された アメリカ
アメリカの農業が発展し『世界の食糧庫』と称された理由は、国土の東西南北で気候が大きく異なるため多様な農業が発展しやすく、他国に供給できる量を育てる事ができる広大な国土があるからです。
ここから、主な農業の内容をご紹介していきます!
①穀倉地帯
内陸部のあたりは農業に適した肥沃な黒土が広がる穀倉地帯になっています。
穀倉地帯を細分化すると…西経100度線の西側に広がる大平原「グレートプレーンズ」と、その東側からミシシッピ川の西へと広がる大平原「プレーリー」に分けることができます。
ここで育てられるのは「小麦」と「トウモロコシ」です。
広大な国土があるため他国に供給できるほどに生産量を上げることが可能でした。
②その他の農業
- 南東部→綿花栽培
- 北東部→酪農
「北 アメリカ 大陸」は天然資源の宝庫
次に、少し視野を広げてアメリカの国土からアメリカが位置する「北アメリカ大陸」に目を向けていきましょう!
北アメリカ大陸は鉄鉱石や石炭などの天然資源が多くあるため、「天然資源の宝庫」と呼ばれています。
特に、カナダとの国境付近にある五大湖周辺は資源に恵まれていて、鉄銅業を中心とした東部工業地帯が発展しました。
「水運」の発達が大きなアドバンテージになった
隣国に比べて水運が発達したことで流通上の大きなアドバンテージになったことも、地理的最強と呼ばれる理由のひとつです。
五大湖を起点とし、大西洋に注ぐ運河がつくられ、国内の至る所に水路が引かれました。
また、東部工業地帯が発展する手助けとなったのも水運の発達です。
隣国であるメキシコは国土の山地で、カナダは冬季になると河川が氷結してしまうデメリットがあることから水運に適していません。
こうした理由から、アメリカは隣国に対する流通上の大きなアドバンテージを持つ事ができました。
まとめ
- アメリカの農業が発展し『世界の食糧庫』と称された理由は、国土の東西南北で気候が大きく異なるため多様な農業が発展しやすく、他国に供給できる量を育てる事ができる広大な国土があるから
- 水運の発達が隣国に対する流通上の大きなアドバンテージになった
- 北アメリカ大陸は鉄鉱石や石炭などの天然資源が多くあるため、「天然資源の宝庫」と呼ばれ鉄銅業を中心とした東部工業地帯が発展
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