中国の外交政策の一つに『 遠交近攻 』があります。この外交政策は、現在の国際政治においても重要なコミュニケーション方法です。
今回は、『 遠交近攻 』の考え方を地政学を絡めながらみていきましょう!
『 遠交近攻 』とは?
『 遠交近攻 』とは、遠くと交わり、近くに対抗するという事です。
語源としては、遥か昔の中国戦国時代に誕生しました。
現在の国際政治でも、この遠交近攻が使われています!
例えば、日本は遠くのアメリカと仲良くしながら、近くの中国や北朝鮮などに対抗してバランスを取っています。
なぜ『 遠交近攻 』するの?
近くの国とはトラブルが多く仲良くしづらいからです。
例えば、ランドパワー国家は隣接する国が多いため、関係を維持しながら国の安全性を保たなければいけないので常に緊張状態ですよね。
日本も、近隣の中国が海洋進出してこようとしたり、北朝鮮がミサイル実験したりなどして仲良くするのは難しいです。
このように、近くの国同士は対立しやすく心から仲良くするのは難しいです。
ですから、遠くの力のある国と仲良して、近くの対立国に対抗することが国際政治でバランスを保つ最適な外交政策になります。
出世競争に似ている???
身近な所でも『 遠交近攻 』の考え方は応用できます。
皆さんが、会社員で将来出世を狙っているとしたらどのように仕事を進めますか?少し考えて見てください!
真面目にコツコツ働き、周りの仲間と協力して信頼関係を築くのが大切ですね。
しかし!仲間も出世を狙っていて、席がひとつしかない場合は、仲間はライバルになるので、競争しなくてはなりません。
ライバルに勝つためにはライバルより実力をつけなくてはいけません。
そうした時に、他部署の人や同じ業種の他の会社の人から学びに行き、関係を築き、情報をもらって、実力UPさせるのが早そうです。
まさに、『 遠交近攻 』ですね!
このように、あらゆる場面でも『 遠交近攻 』は使うことが出来ます!
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ほぼ日刊イトイ新聞より引用
まとめ
- 『 遠交近攻 』とは、遠くと仲良くして、近くに対抗する外交政策
- 『 遠交近攻 』する理由は、近くだとトラブルが多く仲良くしづらいから
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