【 海底ケーブル 】海で繋がるリアルな世界とバーチャル世界

海底ケーブル

全体面積の7割が海でつくられている地球。現代では、貿易やインターネットなど何をするにもグローバルな環境が主流になっています。実は、そんなグローバルの環境を繋いでくれているのは海なんです!インターネットの世界を繋ぐものも実は海底に潜んでいます。キーワードは「 海底ケーブル 」。

今回は、海をどのように使って世界が繋がっているのか見ていきましょう!

また、地政学的観点からも考えていきましょう!

目次

海で繋がるリアルな世界【船】

現在、世界中の貿易の9割以上が船を使い海を通っています

海を通した貿易が多いのは「安全性」と「コスト」の2点で陸を通した貿易よりもメリットが大きいからです。

海を使った貿易は陸を使う貿易よりも環境面で左右されにくく、多くの国を通過しなくてすむので期日が守りやすく「安全性」が高いです。

そして、多くの国を通過しないでいいという面では、税金を支払わないで済むので「コスト面」でも大きなメリットがあります。

ちなみに、島国である日本は貿易の99%が船で行われています

海で繋がるバーチャル世界【 海底ケーブル 】

海底ケーブル

インターネットを繋ぎ、情報が通るのも海が使われています。

海の底にはケーブルが張り巡らせられており、インターネットのデータのやり取りの99%がこの「海底ケーブル」を使って行われています。

データを送る速さは人工衛星よりもはるかに早い

世界中のインターネットは「海底ケーブル」を使い成り立っている!

『 海底ケーブル 』と地政学

海底ケーブル

実は、この「海底ケーブル」を張り巡らせることは各国にとって重要な理由があります。

その理由とは、「情報の管理をすること」です。

情報を管理することができれば、他の国が知られたくない情報を入手することができる為、相手の思惑や行動を先読みすることが出来ます。

こうした理由から、海を支配してデータの通る通路(海底ケーブル)をつくる事は地政学的にも重要な意味を持ちます。

現在、世界で多くの海底ケーブルを張り巡らせている国は「アメリカ」。2番目は「イギリス」です。

実際には第一次世界大戦時に、ドイツと対戦したイギリスは海底ケーブルを使い、情報を盗み見する事でドイツに勝利しました。

つまり、シーパワーを得ることは他国の情報を管理しやすくなると考えられます。

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人との繋がりは『海底ケーブル』

海底ケーブル

今回、海底ケーブルを使い情報を得ることで優位な状況に持っていけることが分かりました。

身近でも、人の繋がりがあればいろんな情報が手に入り、スムーズに進むなんて事もよくありますよね!

大体、元気な男子の浮気がバレるのも、女子の情報網( 海底ケーブル )によるものですよね!笑

情報を得る事は生きてくうえでとても大事な事だと気付かされます。

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